たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

今月見た映画 2014 年 4 月

 
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Ain't Them Bodies Saints (2013 年、アメリカ)
邦題: セインツ -約束の果て-
at 横浜ニューテアトル
監督: David Lowery
出演: Casey Affleck, Rooney Mara
クライム・ラブ・ストーリー。私はあんまりピンとこなかったです。

 

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パンドラの匣 (2009 年、日本)
4/11 at 神奈川県近代文学館
監督: 冨永昌敬
出演: 染谷将太、川上未映子、仲里依紗
港の見えるが丘公園にある神奈川県近代文学館で太宰治展をやっていたのですが (5/25 で終了)、館内のホールで太宰原作の映画をいくつか上映していました。その中のひとつ。染谷将太くん、いいですね。結核に罹患して療養所で暮らす主人公と、同室の病人や看護婦さんとのふれあい。原作を読みましたが、主人公の自意識過剰な感じがちょっと「ライ麦畑でつかまえて」っぽい。もしかして、ジミーちゃんの「やってる、やってる」とか「がんばれよ」「おまえもな」のギャグの元ネタはこの小説なのか(なわけない)。

 

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ゼウスの法廷 (2014 年、日本)
at シネマ・ジャック&ベティ―
監督: 高橋玄
出演: 小島聖、野村宏伸、塩谷瞬
ものすごい野心作ですね。荒唐無稽になる一歩手前のところで踏み留まれたか、留まれなかったか。法廷物とラブストーリーのミックスです。判事の世界の裏側を描いた作品って、これまで見た記憶がない。杓子定規な行動しかできないように見える若い判事とその婚約者が主人公。仕事に追われる判事のせいで 2 人の間はギクシャクする。婚約者の女は昔の男といい仲になってしまうのだが、ちょっとした諍いで男を階段から突き落として殺してしまう。婚約は破棄。被告となった元婚約者を判事が裁くことになるのだが。。。

 

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Good Ol' Freda (2013 年、イギリス)
邦題: 愛しのフリーダ
at シネマ・ジャック&ベティ―
監督: Ryan White
出演: Freda Kelly
ビートルズの秘書でファンクラブの代表だったフリーダ・ケリーさんが当時を振り返るドキュメンタリー。彼女はこれまでほとんど裏話を語ることがなかっただけに、ビートルズ・ファン、洋楽ファンは必見ではないでしょうか。私も楽しめました。ケリーさんはもう 60 代半ばなのかな。ほんと、どこにでもいそうな明るいおばさんになってます。やっぱり、こういう人柄だからこそ、エプスタインは彼女を秘書として雇い入れたんでしょうね。

 

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福島 六ヶ所村 未来への伝言 (2013 年、日本)
4/26 at 横浜ニューテアトル
監督: 島田恵
出演: 福島と六ヶ所村の人々
横浜ニューテアトルで、反原発映画と原発推進映画を同時上映していた。こちらは反原発の方。六ヶ所村の写真を撮り続けている島田恵さんという写真家が監督したドキュメンタリー。福島で被災した人や、六ヶ所村で暮らす人々のインタビューで構成されています。一部の反原発運動にありがちなヒステリックな感じではなく淡々としたつくりです。六ヶ所村に原子燃料サイクル施設ができたことで恩恵を受けた人 (建設業の一家) のインタビューも何の価値判断も加えずに含めています。

 

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Pandora’s Promise (2013 年、アメリカ)
邦題: パンドラの約束
4/27 at 横浜ニューテアトル
監督: Robert Stone
こちらは原発を推進する立場で撮ったドキュメンタリー。かつては熱心な反核運動家だったのに、温暖化を食い止める観点から現在は原発推進に転向した人が何人も登場しています。アメリカの映画ということもあるのか、こちらは理詰めで説得してきます。反原発の主張はことごとく論破される形でしか紹介されないので手放しで受け入れることはできませんが、議論自体には非常に説得力があります。

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