チャンピオンズリーグでマンチェスター・ユナイテッドの敗退が決定してしまったので、タイミングが非常に悪いのですが、先週土曜日の香川選手のハットトリックがどのように報道されたか書きたいと思います。
今日のレアル・マドリード戦に香川選手は出なかったわけですが、先週の土曜日の時点で、RTE 解説者のジョン・ジャイルズは、「ファーガソン監督はおそらく何試合も前から試合に出るメンバーを決めているんだろう。直前の試合で素晴らしい働きをしても、それが次の試合のメンバー選出に影響を与えることはないようだ」と言ってました。だから、今日、香川が出場しなかったのも、前々から決めてたのかもしれません。今日の試合の流れじゃ途中出場もありえなかったですし。
今回のハットトリックの報道は、アイルランドよりもイギリスの方が盛り上がっている印象です。土曜のハイライト番組でも、RTE は思ったよりも淡々としていたんですが、BBC の「マッチ・オブ・ザ・デイ」では、アラン・シアラーがおでこをテカテカさせながら楽しそうに解説していました。シアラーは 1 点目はミスキックと思ったみたいですね。2 点目については「cheeky little finish」(小憎らしいフィニッシュ) と言っていました。
それでは新聞の紙面をご紹介します。
イギリスの Sunday Telegraph 紙。上がスポーツ別冊付録の表紙。下がその第 2 面。「本当の」の real と Real Madrid の Real を掛けています。
次は同じくイギリスの Sunday Times 紙。上がスポーツ別冊付録の表紙。下がその第 2 面。笑顔が素敵ですね。
次は、アイルランドの大衆日曜紙 Sunday World。「偉業」という意味の「Tour de force」と 4 点とったので Four を掛けています。
Daily Star Sunday 紙 (アイルランド版)。上がスポーツ別冊付録の表紙。下が中の記事。「Ji Whiz」や「Shin The Bag」の見出しは何かと掛けてるんだと思いますが、よくわかりません。
The Irish Mail on Sunday 紙。上がスポーツ別冊付録の表紙。下が中の記事。「King」といえばカズではなくてカガワになる日が来るのかもしれません。
The Irish Sun Sunday 紙。上がスポーツ別冊付録の表紙。下が中の記事。そろそろ飽きてきました? もう少しですので我慢してください。表紙に大きく写っているおじさんは、サザンプトンを下して喜ぶ QPR 監督のハリー・レドナップさん。
Irish Sunday Mirror紙。上がスポーツ別冊付録の表紙。下が中の記事。「Kaga Do Do Do」はよくわからない。カジャ・グーグーとは関係ないよな。「Shinji Sharp Attack」っていうのは、Man U の以前のスポンサーのシャープと掛けてるのかな。
次はアイルランドの Sunday Independent 紙。写真は香川なんだけど、見出しはルーニーですね。この新聞は、この試合の MoM もルーニーにしていました。
それから月曜の Irish Times 紙。見出しにはお決まりの「Rising Sun」が使われています。
Irish Independent 紙もチラ見しましたが、こちらもルーニーに焦点を当てた記事でした。Irish Independent と Sunday Independent は同じ会社ですからね。
香川選手にとってはこれまでフラストレーションのたまるシーズンだったわけですが、これでケチャップもどばどば出たわけですし、この調子で活躍し続けてほしいです。チャンピオンズリーグは、うーん、残念でした。あのナニの退場の判定が。。。