たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

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ジェーン・バーキンのコンサート

ジェーン・バーキンのコンサートに行ってきました。
1 28 (日曜日) @ National Concert Hall
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前にも書いたと思うけど、私は昔からバーキンが好きです。「ジュテーム」の映画を見て以来。彼女のコンサートに行くのは 23 年ぶり 2 回目。3 年くらい前にアイルランドに来たんだけど、そのときはダンレアリのパビリオン・シアターでやって、あそこは席数が少ないから売り切れで観にいけなかった。
元旦那のセルジュ・ゲンズブールが亡くなって 20 年ということで、「ジェーン・バーキン、セルジュ・ゲンズブールを歌う」という CD を出し、同じタイトルのコンサートツアーで 2 年ぐらいかけてゆっくり世界を回っている。彼女のウェブサイトを見たら、ウエストバンクやミャンマーでもやると書いてあった。
バーキンはタックの入った黒のスラックスと胸のボタンを3 つぐらい開けた白いワイシャツで登場。綺麗な人はこういうシンプルないでたちが似合います。
バンドはピアノ、バイオリン、トランペット、ドラムの 4 人編成なんだけど、全員が日本人だった。
バーキンはゲンズブールの曲をもうありとあらゆる形態で歌ってきていて、20 周忌だからって新しいやり方なんてないよと思ってたところにあの震災があった。それで、すぐに日本に来てチャリティコンサートをやったんだけど、「ああ、じゃあ日本人のバンドと世界を回ろう」とひらめいた。そうすれば、震災を人々に思い起こしてもらうことができるし。それが彼女のモチベーションにもなった。ピアノでバンマスの中島ノブヒロさんに出会ったのが、このチャリティコンサートのときらしい。
MC でも日本人のことを「あの大災害から立ちあがってきた勇敢な人たち」などと称賛してくれて、私も嬉し恥ずかしな気持ちになったわけですが、これを世界で言って回ってくれてるわけだから、バーキンさんはガチです。
私は曲を結構知ってると思ってたんだけど、知らない曲の方が多かった。舞台の縁に腰掛けて「ジョニージェーンのバラード」を歌うバーキンを、前から 5 番目の席で真正面で見れてよかった。歌いながら客席に降りてきたりとか、あったかいコンサートでした。歌声はまったく衰えてないです。もしかしたら、バーキンは生で聞くと歌がすごく下手なんじゃないかと思っている人がいるかもしれないけど、そんなことはまったく全然ないから。
コンサート会場でたまたま H くんと会いました。昨年 10 月の少年ナイフのときに続いて 3 か月ぶり 2 回目。互いに 1 人で来てたので、こんど面白そうなコンサートがあったら一緒に行きましょう、ということになりました。