日本でも南海キャンディーズのしずちゃんが頑張っていましたが、アイルランドでも女子ボクシングは話題です。
ケイティー・テイラー (Katie Taylor) っていう強い選手がいます。
中国で女子ボクシングの世界選手権が昨日まで開かれていたんですが、テイラー選手がライト級で金メダルを獲得しました。これで4連覇。ロンドン五輪にも出場します。たぶん、アイルランドで最もメダルに近い選手だと思います。注目してください。
それでですね、この間 S ちゃん (女性、日本人) からメールが来て、こんどチャリティーでボクシングやるから見にきて、ということで、テイラー選手が金メダルを獲得したこの日、見に行ってきました。
場所は Swords の Wright Venue っていうナイトクラブです。スウォーズっていうのは空港の向こう側にある街なんですが、スウォーズが悪いっていうことじゃないんですけど、ほとんど行ったことないし、アウェー感がたっぷりでした。会場はナイトクラブで、イベントが拳闘っていうのもありますけど、高校のときに街に遊びに行くんだけど、カツアゲされたらどうしよう、みたいなアウェー感ですね。
Wright Venue はエアサイドっていうビジネスパーク兼ショッピングセンターみたいなところにあります。初めて行きましたけど、エアサイド、でかいですね。こんなのがあったの、知りませんでした。
どうしてボクシングをナイトクラブでやるんだろうと思いましたけど、イベントが始まったら理解できました。大きなミラーボールの下にリングを作って、バリライト (でいいのかな、光が動くやつ)とか、スモークとか、選手入場時の大音量の曲とか、演出のための装置が全部そろっているんですね。
S ちゃんも頑張ってました。知ってる人がリングで戦うと、やっぱりエキサイトしますね。S ちゃん、一回、ダウン奪ってました。
これが、今回のイベントのポスターです。学校関係のチャリティーなので、キャッチコピーに school とか bell とか、学校に関連する言葉を使ってます。whitecollarboxing.ie というところが仕切ってくれているようで、セコンド、レフェリー、リングアナはちゃんとした人がやっていました。S ちゃんによると、ボランティアで出場した人はみんな素人で、プロの人に付いて 5 週間ぐらい練習したそうです。イベントとしては凄くおもしろかったです。
しかし、この Wright Venue っていうナイトクラブ、ラスベガスみたいな派手さです。ラスベガス行ったことないので、よくはわかりませんけど。私が帰るときにも、マイクロバスの送迎でやってきた若人たちが続々と入場していました。
しかし、外にはおなじみのチッパー屋さん。こちらは庶民的な感じです。あんだけ着飾ってナイトクラブに行ったのに、帰りはやっぱりチッパーか、みたいな。