週末はアムステルダムに遊びに行っていました。
特にこれといった目的はなかったんですけど、暇だったので。飛行機で一時間半です。
友だちに連れられてピアノ・コンサートみたいのに 2 回行きました。
最初のは日曜の午後、会場は街角のピアノ屋さん。観客は近所の人が 20 人ぐらい。シャンパンや楊枝にチーズを差したようなおつまみが出る、ちょっとしたパーティーみたいな雰囲気です。演者は、オペラ歌手の女の人とピアノ伴奏の男の人。素人ではないです。よくわからないけど、少なくともセミプロ。
歌はイタリア語やドイツ語なので意味はわからないのですが、シンガーがピアニストに歌で食ってかかるんだけど、ピアニストはそれを柳に風で受け流すみたいなコミカルな演出ありで。シンガーが歯ブラシを片手に歌を歌って、最後にいきなり歯を磨きだしたりとか。ちゃんと黒いドレスで正装してるので、その落差がまたおもしろいです。
それから夜はちゃんとしたコンサート・ホールに連れて行ってもらいました。ここはたぶんオランダの国立コンサート・ホール。バルコニー席もあるし、パイプ・オルガンもあるしで素晴らしいセッティングです。
演奏したのはエンリコ・パーチェ (Enrico Pace) さんというイタリア人のピアニスト。おそらくクラシック・ファンなら誰でも知っている人だと思います。私は知りませんでしたが。
演目はリストの小品です。前半がスイス滞在時代の曲、後半がイタリア時代の曲でした。リストの生誕 200 周年記念ということらしいです。
私はクラシックのコンサートにほとんど行ったことがないので演奏の内容について細かくはわかりませんが、素晴らしい演奏でした。
あのー、音楽があまりに良すぎて眠たくなることってありませんか。退屈で眠いんじゃなくて、良すぎて眠いの。トランス状態かなんかになるんでしょうか。一緒に行ったクラシック好きの友達もこっくりこっくりしたと言っていたので、私だけじゃなくてよかったです。コンサートでこんな感じに眠くなったのは、ドクター・ジョンのコンサート以来でした。