たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

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松本龍 元大臣

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松本大臣の辞職のニュースが、昨日のアイリッシュ・タイムズ紙にも掲載されていました。

 

見出しは「日本の大臣が津波失言を血液型のせいにする (Japanese Minister Blame Blood Type for Tsunami Gaffes)」。事実を簡潔に表した上で、なおかつ読者の興味を引く素晴らしい見出しですね。「アフリカ某国大臣が干ばつ失言を黒魔術のせいにする」みたいな。

 

記事の中では、「アジアの一部の地域では血液型がパーソナリティに影響を与えると信じられている」と松本元大臣が際立って変人なのではなく、文化的背景があるのだと解説してくれています。また、B 型についても「creative and strong, but also hot-tempered and unpredictable (創造性があって強い人格だが、気が短くてきまぐれ)」と、欠点だけでなく長所もちゃんと書くことで B 型の人々に配慮してくれています。

 

松本元大臣の決め台詞だった「書いたところは終わりだから」も英語で「finished」と書かれると、とてもマフィアっぽいです。ただし、「私自身は被災者に人一倍寄り添ってるつもりだったが」という辞任会見の内容も紹介されています。

 

松本さんのことは、YouTube で映像を見たり、記事をちょっと読んだだけですけど、たぶん田舎の中小企業の社長さんだったら「オヤジ」とか呼ばれて慕われちゃうタイプなんだと思います。だけど、そういうラポール構築のスキルは、大勢の不特定の人が相手になる国政レベルではやっぱり通用しないかと。

 

それから、今回の記事で面白かったのは、松本さんの脅しにも関わらず「映像がすぐにオンラインに流出した」とか、「ブロガーの中には、菅首相を苦しめるためにわざとやったのではないかと疑っている人もいる」とか、日本のマスメディアがどう扱ってるかは全くかかずに、オンラインの反応しか記事に取り上げてないことです。記者さんも、日本のマスコミの記者クラブとか閉鎖的な体質に嫌気がさして、わざと触れなかったのかなと、ちょっと思った。