JFL 一年生のカマタマーレ讃岐は今日、FC 琉球に勝って 2 勝 2 敗の 10 位まで順位を上げてきました。JFL でも普通にやれてて一安心です。
実家に帰っていたときにホームの初戦 (5 月 2 日) があったんですが、取り込み中だったのでスタジアムには観に行けず。
実家は朝日新聞を取ってるんですけど、翌日の朝刊には地方面にすら試合結果が出ていなかった。しかたないのでコンビニに行って、地方紙の四国新聞を買ってきました。
そしたら、すごい。紙面を大きく割いてカマタマの初勝利が報じられていました。
この日、裏では (まあ JFL の方が裏なんですけど) J リーグの試合があり、ACL の試合があったわけですが、一般的には注目度の高いそうした試合を隅に追いやって、JFL の試合が堂々の見開きを獲得しています。
見出しだけ書き出します。
『頼みの西野 決勝弾!』
『代役鈴木、体張りプレー!』
『急造守備陣 最後まで機能!』
『新たなステージで手ごたえ!』
『期待の大砲 大役果たす!』
『代役鈴木、体張りプレー!』
『急造守備陣 最後まで機能!』
『新たなステージで手ごたえ!』
『期待の大砲 大役果たす!』
すみません、「!」は私が勝手に付け加えました。世間的にいうと、西野さんて誰ですか、鈴木さんはどこの鈴木さんですか、っていう話なんですけど、四国新聞の読者にとっては西野は今年、京都から移籍してきた西野泰正選手であり、鈴木は熊本、長野、町田を渡りあるいてきた鈴木祐輔選手であるのは自明のことなのです。
っていうのはもちろん嘘なんだけど、四国新聞は読者のリテラシーを過剰なまでに信頼している。そこまで信頼されちゃったら、読者の方も意気に感じて「男はちょっと強引なぐらいの方がちょうどいいんだよな」ぐらいのことは思っちゃいそうです。
朝日新聞には試合結果すら載ってなかったことは書きましたけど、だから、この試合の詳報って四国新聞でしか読めない記事なんですよね。ミドルメディアとしての面目躍如というところです。(内田樹さんの『街場のメディア論』という本を読んでいたら、マスメディアとパーソナルメディアの中間に位置するミドルメディアの将来が明るいみたいなことを書いてあって、初めて聞く言葉だったのでさっそく使ってみました。すみません)。
それで、この記事を読んだ次の日、妹夫婦に宇多津のうどん屋に連れて行ってもらったら、カマタマーレ讃岐の選手たちに遭遇。宇多津に練習場があるらしい。
隣の席に香川サッカー協会のジャージ着た人が座ってたので、サッカー関係の人が来てるなーと思いながらふと周りを見渡すと、私は知らぬ間にカマタマの選手・スタッフ陣に囲まれた状態でうどんをすすっていたのだった。真後ろに西野選手が座っていて (新聞の写真で見て覚えていた)、声掛けようかなーと思ったのだけど、度胸がなくて声掛けられなかった。若い女性ならともかく、食事中におっさんに話しかけられても嬉しくないだろうと思ったし。