元旦にテレビを付けたら、画面の中央に白い線が浮かび上がるだけで映像が映りません。ケーブル会社の問題かとおもってしばらく通電していたら、焦げ臭くなってきたのであわててスイッチ切りました。ご臨終のようです。
買ったのが1996年の末だったから、丸々 14 年使ったことになります。実はそろそろ買い替えようと思っていました。最近、ケーブル会社の都合でチャンネル4の周波数が変わって、「カウントダウン」っていう大好きな番組が見れなくなってたんで。もちろん、周波数を合わせればいいんですけど、純正のコントローラを使ってないので合わせられない。なんか空気読んで逝っちゃってくれたみたいで申し訳ない。
このテレビを買ってすぐに泥棒に入られて、ビデオデッキとかラジカセとか取られたんですけど、テレビは大丈夫だった。テレビ台のほこりの積もってないところが露出してたんで、持ってきたくていったん持ち上げたみたいなんだけど、重かったみたいです。
ただ、泥棒さんは、こういうときにそこにあるコントローラを全部持っていくんですよ。盗んでくデッキとラジカセのコントローラだけ選んでられないので。そこが困ったところです。
それで、汎用のコントローラっていうのを買ったんだけど、やっぱりすべての機能が使えるわけではなかった。あと、デザインが異様にファンキーです。
このテレビはアイルランド来て二代目のテレビなんだけど、初代は、私がアイルアンドに来た年 (1993 年) に中古テレビ屋で買いました。当時は貸しテレビ屋なんてのが街にはありました。それから ESB (電力会社) のショップでも普通の電気製品と並んで中古テレビ売ってた。
当時、ラスマインズの CD 屋さんに行って物色してたら、店員さんが「なんか探してる?」と聞いてきたので、「テレビジョン」と言った。私は Television っていうバンドの CD の意味で言ったんだけど、「あー、今テレビの担当者いないから後でまた来て」と言われた。よくみたら、店の奥に中古テレビを売っていた。
アイルランドは部屋を借りると家具がついてるんだけど、当時はたぶんテレビはついてないのが普通だったんだろうと思います。だから、学生さんなんかはテレビ借りたり、CD 屋さんで中古テレビ買ったりしてたんだと思う。いまはさすがに部屋借りるとテレビついてますね。
それで私の買った中古テレビはファーガソンっていう会社のやつだった。当時すでに新品のテレビは黒かったんだけど、私が買ったのは筐体が木目調で、チャンネルはボタンを押して変える方式だった。ただしブラウン管の映りは異様に良かった。
二代目を買ったときに友だちにあげたんだけど、ブラウン管の映りは衰えず。たまに遊びに行ったときにみてみると、見た目の古さと映像の鮮やかさがアンバランスで、顔がしわくちゃなのに髪の毛だけそめてるから黒々してる人みたいだった。
友だちがロンドンに引っ越したときに別の友だちにあげたはずなんだけど、あのファーガソン、どうなっただろう。さすがに今はお役御免になっただろうか。
新しいテレビを買おうと思ったんだけど、2002 年の W 杯のときに買った小さいテレビがあったのを思い出して、ケーブルつなげてみたらけっこういい感じだった。DVD はコンピュータで観るし、あんまり画面の迫力とかどうでもいいタイプなのでしばらくはこれでいいかなと思ったんだけど、今日、お店にいってみたら、シャープの 32 インチが 249 ユーロで売ってた (3 万弱)。心が動く。
ちなみに、売り場の構成は、韓国製 (サムソンと LG) が半分以上、日本製が 30% (ソニー、パナ、シャープ)、残りがフィリップスとか、という感じかな。