たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

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2012 年欧州選手権予選 アイルランド 2 - 3 ロシア

金曜日に欧州選手権予選の第三戦、対ロシア戦がダブリンの AVIVA スタジアムで行われ、アイルランドは 2-3 で負けちゃいました。

点数だけ見ると惜敗っぽいですけど、内容は完敗です。3 点先に取られて、これ貰えるかーみたいなソフトな PK 含めて 2 点返したんですが、ロシアに終始圧倒されました。

この試合の数時間前に、ライバルのスロバキアがアルメニアに負けちゃったので、ロシアに勝つとアイルランドは独走態勢に入るところだったんですけど、そんなにうまくはいきません。3 試合終わったところでロシア、スロバキア、アイルランドの 3 強が勝ち点 6 で並ぶ団子状態です。

トラパットーニ監督は中盤の真ん中にクリエイティブな選手ではなくて実直で武骨な選手を置いてるわけですが、この戦術をあまり面白く思ってない人が多いことは前に書きました。勝ってるうちは良かったんですけど、結果が出ないといろいろ言われます。昨日もテレビの解説でも、「15 年前のウィンブルドンみたいはサッカーはうんざり」みたいなことを言われてました。ウィンブルドンっていうのはテニスじゃなくて、昔、イングランド・プレミアにいたクラブです。フィジカルなプレースタイルで、心あるサッカーファンからは、ちゃんとサッカーしろよ、と怒られていました。私は嫌いじゃなかったですけど。

試合後のリチャード・ダン (ディフェンスの要) のインタビュー: フランスと試合をしたとき、私たちはボールをパスできることを証明した。私たちはフットボールをプレーできる (ロングボールじゃなくて、パスをつなぐサッカーをできる)。問題は、十分に勇敢であるかどうかだ。今夜、私たちは勇敢ではなかった。(インタビュアーにマネージャーがパスを制限しているんじゃないかと問われて)。ボールをパスすることは許されている。理由ははっきりとわからないが、それをするのが居心地悪かった。私たちは自信を持たないといけない。ボールを持ったとき、もっと勇敢にならないといけない。ロングボールもいいだろう。それは、選手にとっては簡単な逃げ道かもしれない。しかし、私たちは、チャレンジして、ボールを足元に収めて、パスを試みて、チャンスを作るようにしないといけない。

RTE の中継のあと、トム・クルーズ主演の「ミッション・インポシブル」が始まりました。私はこの映画、見たことなかったんで、つい最後まで見てしまったんですが、アイルランドにとって欧州選手権出場はミッション・インポシブルでしょうか。映画では、最後にはミッション成功するんですけどね。

アイルランドの次の試合は、10 月 12 日 (火曜日) にアウェイでスロバキア戦。

アイルランド先発メンバー:
Given (Man City); O’Shea (Man U), Dunne (Aston Villa), St. Ledger (Preston NE), Kilbane (Hull); Lawrence (Portsmouth), Green (Derby), Whelan (Birmingham), McGeady (Spartak Moscow); Doyle (Wolverhampton), Keane (Tottenham)
サブ:
Long (Reading) for Lawrence (62 mins), Gibson (Man U) for Whelan (68 mins)、Fahy (Birmingham) for Doyle (71 mins)
アイルランド得点:
Keane (71 mins, PK)、Long (78 mins)

ロシア得点:
カルザコフ (11 mins)、ザコエフ (28 mins)、シロコフ (50 mins)