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ワールドカップ特集別冊付録

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昨日のアイリッシュ・タイムズ紙に、ワールドカップ特集別冊付録が付いてきた。フルカラー全 48 ページ。各グループごとに見開きで展望とチーム紹介が書いてあります。

 

日本の属するグループ F。同紙が予想するグループ突破国はオランダとデンマーク。まあ順当な予想ですね。

 

展望記事の中から日本に関するところだけ訳します。

 

「ルグエン (カメルーン監督) は、エトゥー主将がチーム内で力を持ちすぎているという見方を否定するが、ここ数年で輝きをいくらか失った日本との試合では、エトゥーがゲームを牛耳ることはまず間違いない。

 

「日本は、カメルーンに比べて軽量級すぎるように見える。岡田武史のチームは、カメルーンの体格と速攻時のスピードに対処するのに苦労するだろう。また、最初の試合を落とせば、オランダ戦とデンマーク戦で勝ち点を追い求めざるを得ず、弱点を晒さなければいけない状況になるかもしれない。

 

「中村俊輔がいることで、セットプレイは敵にとって危険であるし、CSKAモスクワの本田圭佑はボールが十分に回ってくれば中央で脅威となる。しかし、特に欧州チーム (オランダとデンマーク) が相手のときには、そのチャンスも少ないだろう。

 

「したがって、(グループ突破がどの国になるかという点で) 鍵を握る試合は、19日にプレトリアで行われるデンマークとカメルーンの試合ということになる」。

 

中村選手と本田選手の評価はともかく、当たり障りのないところで無難にまとめたというところでしょうか。特に文句はありません。

 

各チームの紹介はおもしろおかしくコラムにまとめられています。以下、日本について。

 

監督のオルターエゴ (分身): スコットランド元監督のアリ・マクロード。1978 年大会の直前、マクロード監督は「ワールドカップが終わったらどうするのか」と尋ねられ、「Retain it.」(つまり、優勝して、次の大会でもカップを保持できるようにがんばる) と答えました。スコットランドは、一次リーグで敗退。岡田監督はマクロードほど自信家ではない、しかし彼はベスト 4 を目指している、と記事は続きます。「笑う人がいるかもしれない、と岡田は言う。Well…」で記事が終わるのですが、もちろん最後のWell… には、「笑う人がいるどころの話じゃねーだろ」と突っ込む気持ちが込められています。

 

映画に喩えると: 「ザ・フライ」。これはもう、岡田監督が「日本は蝿がたかるように。。。」と言ったという故事からとられています。日本語だからって、うかつなことは言えませんね。オランダ、カメルーン、デンマークは、手元に蝿たたきを用意しているそうです。

 

落選した選手: 「小野伸二。彼の落選は驚愕するほどのことではなかったかもしれないが、「天才」というニックネームで、まだ 30 歳で、元アジア年間最優秀選手で、過去 3 回のワールドカップに出場しているということを考えれば、23人に選ばれて当然と考える人がいてもおかしくない。私たちは、岡田武史が私たちよりも日本のサッカーに詳しいと考えているが、もしそうでないとしたら、彼らはとんでもないトラブルを抱えている」

 

最後の一文、笑えないんですが。。。

 

また、アイルランドの中国人コミュニティ向けフリーペーパー「華人報」にも、一面と最終面を貫く形で、壁に貼れるようなワールドカップ・カレンダーが掲載されていました。

 

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