たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

スターバックス

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日本に帰るとスターバックスに必ず行きます。ほぼ毎日行ってしまいます。スターバックスに行く理由は。

 

(1) 禁煙だから
(2) 抹茶ラテがおいしいから
(3) 店員さんがリラックスしてるから

 

(1) 禁煙だから
私も昔、たばこを吸ってたので偉そうには言えないんですが、いまはもう換気の悪い小さい喫茶店だったりすると肉体的にけっこうきついです。アイルランドはレストランもカフェも店内はすべて禁煙だから楽なんですけど。

 

ドトールとかは喫煙OKで客を増やしているという話も聞きましたけど、まあそういう風に棲み分けしてもらった方がありがたいです。

 

アイルランドで最初にパブとかを禁煙にしてくれって言いだしたのは、全国的なパブ従業員の組合だそうです。日本の喫茶店やファミレスなんかも未成年者がバイトしてるわけだから、そういう人たちの健康を守るという観点からも、禁煙の議論があっていいのではないかと思います。

 

(2) 抹茶ラテがおいしいから
抹茶ラテおいしいんですよ。コーヒーショップで抹茶ラテ頼むのが正しいかどうかは置いといて。アイルランドにはないし。はい、甘い物は好きです。

 

(3) 店員さんがリラックスしてるから
店員さんがいい感じにリラックスしてるから、こっちも楽なんです。ファミレスなんかも行ったんですが、ファミレスだと店員さんがもちろん丁寧な言葉遣いなんだけど、言わされてる感が強いです。そうすると、こっちもちょっとつらくなる。いわゆる「おもてなし」っていうんですか、そういう流れを断ち切るような気がして、イレギュラーなことはいいにくくなる。

 

お客さんをどうもてなすか、っていうのもいろんな考え方があって、日本だとわりと奉仕するっていうか、主従関係になるんだけど、アイルランドはどっちかっていうと古くからの友だちみたいにお客さんに接するのが感じのいい接客。私はもう慣れちゃうとアイルランドの方が楽。イギリスは Sir とか言うから、ちょっと主従関係入りますね。

 

あるとき、昼ごはん食べようと思って商業ビルの地下のお寿司屋さんに行った。板前さんがカウンターで握ってるタイプの寿司屋じゃなくて、わりと広めでテーブル席がいっぱい置いてあるようなお店。1000円ぐらいのランチだったんだけど、店員さんが膝まづいて注文を聞いてくれるんです。

 

あれはちょっと居心地悪かったな。「いや、大丈夫、おれはそんな淋しい人じゃないから」と言うわけにもいかず、「君はそんなことする必要ないんだ。一緒にみんなが暮らしやすい、明るい未来に向けて歩いていこう」と言うわけにもいかず、「ランチの梅ください」かなんか言いましたけど。

 

もうちょっと普通でいいと思います。その方が楽だから。どうせみんなお客さんになったりお店の人になったり役割を交換しながら暮らしていくんやから、みんなが楽な方がええやん、と思うのですが。

 

スターバックスはどこのお店にいっても店員さんがリラックスしてるから、ちょっとイレギュラーなこと言っても許容される雰囲気があります。いや、言いませんけど。たまにしか。あれ、マニュアルになんか書いてあるんやろうなー。こういう状況ではこう言う、みたいなセリフだけじゃなくて、客商売とかサービス業とかいう範囲を超えたもうちょっと普遍的な人間関係における心の持ち方みたいなのが書いてあると思う。それが知りたい。

 

ダブリンにいるときはスターバックスにはほとんど行きません。どこも禁煙だし、抹茶ラテないし、店員さんの対応はどこのカフェもだいたい同じなので。

 

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