たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

運命じゃない人

週末は日本映画祭だったので、「ポニョ」と「運命じゃない人」を見てきました。

 

「運命じゃない人」はほとんど事前知識なしで行ったんだけど、冒頭は異様なまでの純愛物語で、これはどうなるんだろう、と心配だったのだけれど、主観 (主人公) がどんどん変わっていくについれて隠されていた事実が明らかになり、プロットが複雑になっていくという作りで、たいへんおもしろかったです。

 

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主観が変わっていくってのは、アイルランド映画の「アダムにも秘密がある (About Adam)」 (そして、これをリメイクした韓国映画の「誰にでも秘密はある」) を見た人なら、ああ、あんな感じね、ってわかると思います。こっちはラブコメだけど、「運命じゃない人」はコメディ・サスペンスになっていきます。

 

お金はかかってない映画で、レストランのシーンとか照明が足りなくて画面が黄色っぽくなってたりしたんだけど、時間かけて脚本練ってるのがわかる映画で、そういう意味ではとても贅沢でした。

 

英語のタイトルは「A Stranger of Mine」なんだけど、オリジナルが「運命の人」という決まり文句をもじって「運命じゃない人」になっているので、英語の「A Friend of Mine」(私の友だち) という決まり文句をもじって「私の他人」みたいな居心地の悪いタイトルにしたんじゃないかなと想像します。

 

こんな無名の映画 (ですよね?) でこんなに面白いんだから、日本映画の層も厚くなったなー、と思いました。

 

「運命じゃない人」はKちゃんと日曜に観に行ったんだけど、土曜はひとりで「ポニョ」を観に行ったら、現地でみちろーさんとえりんちゃんと会った。宮崎駿監督の想像力はすごいなー。いつもながら圧倒されました。英語吹き替え版で見たのだけれど、リアム・ニーソン、ケイト・ブランシェット、マット・ディモンなどの有名俳優が吹き替えをやってたのでびっくり。

 

もう一日遡って、金曜の夜は、みーちゃんとしーちゃんとともに恒例の鍋パーティー。今回は石狩鍋でした。近所のアジアショップで鮭の頭が 60 セント (100 円弱) で売ってて、3 つ買ってきたんだけど、1 つは残ってしまった。この大きさで 60 セントって安いなーと思ったんだけど、アラなんだからそんなものなのか。

 

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