ダブリン郊外のダンレアリ (Dun Laoghire) という街で週末に世界文化祭り (Festival of World Cultures) というのが開かれたので友達と行ってきました。今年で 9 回目なのだが私が行くのは初めてです。思ったよりも規模が大きくてびっくりしました。世界中の民芸品や食べ物を売る店がいっぱい出て、世界中のパフォーマンス・アートがいくつものステージで楽しめます。
日本関係の出店は、寿司なんかはもちろんありましたが、鯛焼き屋さんが出てました。鯛焼き屋さんをアイルランドで見るのは初めて。魚の姿に焼いているのが珍しいのか、結構人があつまっていました。食べてみると、日本のに比べると、ちょっと衣が生焼け。具がびっちりとは詰まっていなかったです。あんこ味とアップル＆シナモン味がありました。アップル＆シナモン味は結構いけます。日本でもポピュラーですか？ 値段は１個 2.50 ユーロ (300 円超)。
メインステージでは、Dulsori っていう韓国の太鼓グループが演奏していました。伝統的な太鼓に現代的なリズムをミックスさせたパフォーマンスです。太鼓のステージって初めてみたんだけど、ほとんど太鼓の音だけなのに、ここまで人を楽しませることができるのかとびっくりしました。とても良いステージでした。日本の鼓童とかもダブリンにやって来るときも、けっこうすぐにチケットが売り切れてしまうんですが、こういうステージだったら見て損はないと思いました。
マリンホテルの庭では、さまざまなマーシャル・アーツの演武会が行われていました。Ju Jutsu っていうのがプログラムにあって、これはたぶん日本のだろうということで見に行くことに。ブラジリアン柔術のクラスも結構あるから、そっちの可能性もあったのだけど、あっちの場合は綴りがだいたい Jiu Jitsu になるので。
そしたら、出てきましたよ、黒い胴衣に身を包んだ人たちが。頭には空手キッド風の鉢巻を巻いています。こういう出で立ちはこっちの子供たちには受けると思います。それで、2 人 1 組になって型を見せてくれるんだけど、面白かったです。直前にやっていたフェンシングよりも観客は倍ぐらいに増えていました。
掛け声もで「エイ、ヤー、トー」とか、女性の護身術の型をやるところでは「オテヤワラカニ」とか日本語も出てました。柔道、剣道、空手などのメジャーな武道はもちろんなんですが、日本では聞いたことがない武道もこちらに支部があったりします。この日私たちが見たのは「玄武館」(www.genbukan.com) というところで、たぶん海外普及に力を入れているところなのでしょう、Web サイトには英語ページも完備されています。
こっちで割とよく聞くのは、Ninjutsu です。これは、別に忍者の格好をして水とんの術を使ったり、ニンニンとか言ったりしているのではなく、日本に Ninjutsu という名で真面目にマーシャル・アーツを教えている人たちがいるみたいなんですね。
ちょっと雨も降りましたが、日本のお祭りっぽいカオスな華やかさがあって半日楽しめました。
