ゲイエティー劇場でバレエ・アイルランドの『くるみ割り人形』に見てきました。楽しかったです。
翻案されて舞台がダブリンの百貨店なんですよね。ダンサーの皆さんも最初はバレエの衣装ではなく日常的な服を着てでてきます。洋服のスタイルからすると1950年代か60年代の設定でしょうか。主人公の姉弟の名前もオリジナルのクララとフランツからキアラ (Ciara) とフィーン (Fionn) というアイルランドの名前に変更されています。第二幕のロシアの踊り (トレパック) のところでは、スポーツ用品売り場のマネキンという設定でしょうか、ダンサーがスポーツ・ジャージーを着てハーリングのスティック (ハーリー) を持って踊ります。
キアラとフィーンの姉弟は両親と共にダブリンの百貨店でクリスマス前のショッピングを楽しんでいます。キアラはお店のマネージャーのドロッセルマイヤー夫人からくるみ割り人形をプレゼントされます。閉店直前、姉弟は百貨店に忍び込み、そのまま眠りこけてしまいます。そして夢の世界へ。。。という展開です。
キアラ (クララ) と金平糖の精は別の大人のダンサーが躍ります。私が見た回では日本人ダンサーの柳生涼子さんがプリマとして金平糖の精を演じていました。今回の公演では柳生さんと韓国人ダンサーが交代で金平糖の精の役を担当するようです。
ゲイエティー劇場での公演は16日(土)までですが、その後、アーマー、ナヴァン、リムリック、ウェックスフォード、ブレイ、ブランチャーズタウン、エニス、トラリーとアイルランド各地をまわります。詳しい日程はこちら。