たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

ホッジス・フィギスの改装

 

ドーソン・ストリートのホッジス・フィギスという本屋さんがいま改装中なんですね。営業を続けながら改装しています。おととい行ったときは1階のレジの部分を工事していました。

 

ホッジス・フィギスは世界で3番目に古い本屋と言われています。設立は1768年。ここより古いのはリスボンのベルトラン書店(1732年)とペンシルベニアモラヴィアン書店 (1745年)です。

 

ホッジス・フィギスはジョン・ミリケンという人がクライスト・チャーチの近くにお店を開いたのが始まり。彼は約30年後の1797年に店をグラフトン・ストリートに移転します。グラフトン・ストリートでは1920年まで店を構えていました。

 

財政難に陥った店は1834年にダブリンの別の書店のホッジズ・アンド・スミスに買収されます。スミス氏の死後、パートナーシップの変遷を経てホッジス・フィギスの名で会社登記されたのが1892年。この頃にはホッジズ家は経営を離れて会社はフィギス家の所有となっています。

 

店は市内のいくつかの場所を転々とした後、現在の場所に落ち着いたのが1979年。フィギス家は1970年代にチェーン展開を試みるなどしましたが、結局1977年に会社を売却。オーナーは変遷しますが、現在はイギリスのウォーターストーンズの傘下。ウォーターストーンズアメリカの投資会社の傘下に入っています。

 

今回の改装で新しくなったことの1つは、3階に古書コーナーができたことです。そんなに大きなスペースではありませんが、珍しい古本も置かれているとなるとまた行きたくなってしまいます。

 

このコーナーで私が今回購入したのは『Dubliners』という写真集と『The Flowery Sword』という日本の紀行文。『Dubliners』は Tony O’Sea さんというダブリン在住の写真家によるもの。発行は1990年。『The Flowery Sword』はアイルランド系イギリス人の Ethel Manning さんによるもの。発行は1960年です。このまえ行ったときに別の東京紀行文もあったんだけどそれはなくなっていた。書名も忘れてしまった。

 

 

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