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授乳をとがめられた女性の反撃

この女性はマーガレット・シノットさん。シノットさんは4歳と6歳の子供が水泳を習っているので、UCDのスイミング・プールに週に2回か3回通っているそうです。シノットさんにはもうひとりお子さんがいて、その子は7か月。その子と一緒に幼児向けのプールで遊んでいたのです。

 

子供がむずかりだしたので、プールの縁に座っておっぱいをあげ始めました。そのプールにはほかには誰もいなかったそうです。しばらくするとスタッフの人がやってきて、お話がありますと話しかけてきます。英語でそのまま書くと「I need to address something with you」と言われたそうで、これはちょっときつい言い方ですね。シノットさん自身は bizarre (ビザール) な言葉遣いと形容しています。スタッフの人が英語ネイティブの人かどうかはわかりません。

 

スタッフの人は「ここでは授乳することはできません。授乳するのでしたら更衣室に行ってください」と言ったそうです。プールで授乳するのは子供にとって安全ではないという理由のようです。

 

シノットさんは、「なんてことを。女性のあなたが私にそんなことを頼むなんて信じられません」と返しました。誰が授乳のことを知らせたのかとスタッフの人に尋ねたところ、スタッフの人は「プール利用者の1人です」と答えました。シノットさんが「さっき通りがかった男の人ですか」と問いただしたところ、スタッフの人は肩をすくめるだけでした。シノットさんは「中年の白人の男性が私が授乳するのをやめさせろとあなたに頼んだから、授乳をやめるように私に言ってきたのですか」と畳みかけます。

 

今回の件にもかかわらず、シノットさんは今後もUCDのプールを利用するそうです。もし、周りに人がいたとしてもシノットさんは授乳するだろうと言っています。

 

実はシノットさんは弁護士で、法律には詳しいわけです。「平等な地位に関する法(Equal Status Act)」という法律があって、公衆の場で授乳する権利は法律で保護されています。シノットさんは、明日もプールに来て、子供がおなかを空かせていれば授乳するし、周りの人がそれに慣れるまで授乳を続けると主張しています。

 

UCDは、記者からのコメント依頼には返事していませんが、シノットさんあてに謝罪のコメントをTwitterに投稿しています。

 

 

写真: Wikipedia Commons

 

www.irishtimes.com

 

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