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アイルランド共和国の人口が 170 年ぶりに 500 万人を突破

 

 

 

アイルランド共和国の人口が1851年以来約170年ぶりに500万人の大台を回復したことがわかりました。1851年といえば、ジャガイモ飢饉のころです。私がアイルランドに来た1993年にはアイルランド共和国の人口は350万人といっていましたから、それから約1.4倍になったことになります。

 

www.irishtimes.com

 

 

中央統計局 (CSO) が発表した最新のデータによりますと、今年四月のアイルランド共和国の人口は501万人。自然増 (出生者から死亡者を引いた数) と移民の純増 (アイルランドに移住してきた人から国外へ出て行った人を引いた数)合わせて、昨年4月から34,000人(0.7%)増えています。その前は55900人増えてますから、それよりは小さかったようです。

 

自然増は22800人。これは2000年以降で最も低い数字。

 

移民してきた人は65200人。その前の年に比べて24%減。出て行った人はその前の年より少しだけ減って54000人です。差し引き11200人の増加。これは前の年の28900人から61%減です。

 

出ていく方も、入ってくる方も、移民の数が減ったのは、パンデミックのせいで移動の自由が制限されたせいでしょう。

 

アイルランド共和国の人口は5年ごとの国勢調査で調べます。それ以外の年は、中央統計局が出生数と死亡者数、移民の動向を調べて推計値を出します。

 

アイルランドに入ってきた65200人の移民のうち、アイルランド国籍の人は30200人(46%)。つまりいったん国外に出たけれども、また戻ってきたということでしょう。これは2007年以来最高の数字。出て行った54000人のうち22800人(42%)がアイルランド国籍の人と見られています。

 

中央統計局によりますと、今年4月の時点で、アイルランド共和国に住む人のうち645500人(12.9%)がアイルランド国籍を持たない人だそうです。

 

移民元または移民先として最も多いのがUK。18200人がアイルランドからイギリスに行き、19100人がイギリスからアイルランドにやってきました。

 

年齢層でいいますと、アイルランド共和国に住む7人に1人が65歳以上だそうです。2016年から2021年までで、全体に対する割合が増えた年齢層は65歳以上だけで、13.3%から14.8%に増加しました。高齢化は医療サービスに大きな影響を与えるそうです。

 

伝統的に労働人口とされる15~64歳の人口は2016年以来170000人増えましたが、割合では65.5%から65.3%に減りました。

 

アイルランド共和国の人口が500万人を超えるのは1851年以来とのことですが、1851年には当然アイルランド共和国はなかったわけで、どういう計算になっているんだろうという疑問は残ります。現在北アイルランドになっているアルスター6州を除いて計算したということでしょうか。そのあたりのことは記事には書いてありませんでした。

 

 

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