アイリッシュタイムズ紙とIpsos MRBI による世論調査の結果が発表になりました。
政党支持率はシンフェインが頭ひとつ抜け出しましたね。
フィネゲール (FG) 27% (-3)
フィアナフォイル (FF) 20% (+6)
シンフェイン (SF) 31% (+3)
緑の党 6% (0)
労働党 3% (0)
無所属/その他 13% (-6)
増減は今年2月の調査と比較してのものです。わからない/無回答を除いてパーセンテージを出していますので、合計すると100%になります。
シンフェインは文化的には右で経済的には左という流行りの組み合わせを、これが流行りになるずっと前からやってますからね。次の総選挙の後にはシンフェインが政権を執ることは十分に考えられます。ただ、連立を組みたがる党があるかどうか。
しかし、党首の支持率と言う点でいうと、政権与党のFFとFGの党首は高い支持率を維持しています。緑の党とシンフェインの党首は支持率を落としています。
ミホール・マーティン (FF) 49% (+7)
レオ・バラッカー (FG) 56% (+4)
エイモン・ライアン (緑) 26% (-9)
メアリ=ルー・マクドナルド (SF) 42% (-3)
政府の支持率は2月から10%上がって53%。これはワクチン接種が進んでロックダウン解除の道筋が見えたことが大きく影響しているのでしょう。コロナ対策について政府がいい仕事をしていると考えている人は70%にのぼります。
また、次の総選挙で投票行動に何が影響を及ぼすかという問いに対する回答は、健康問題 (25%)、経済 (21%)、家の価格 (21%)、税金 (10%)、家賃 (10%)、気候問題 (6%) の順になっています。
7月6日にダブリン・ベイ・サウス選挙区で補選が行われます。FGの議員が辞めたことを受けての補選。FGとSFの候補がけっこう競っているようなのですが、まあ順当にいけばFGの勝ちじゃないでしょうか。割と裕福な地域ですし。