「アウトドア」がこの夏のテーマになる、とミホール・マーティン首相がテレビ番組で語りました。
5月、6月、7月にどのセクターをロックダウン緩和するかという発表が次の木曜か金曜あたりに発表される予定であります。
小売店、理髪店/美容院、宗教的な集いなどを5月に再開することを検討していると首相は話しています
明日の月曜からは、18歳以下のスポーツの屋外トレーニング (身体接触なし、15人まで) が許可されるわけですが、大人の同様のアクティビティも5月からの再開を検討しています。やはり、メンタル・ヘルスというのは重要で、外で活動することは精神衛生上も重要であるということらしいです。
また、インドアよりアウトドアの方がリスクが少ないことがわかっているので、アウトドアというテーマにごだわることが重要だとも発言しています。
屋内施設での娯楽や飲食については、生活がかかっている人がサービス業に多くいることは理解しているが、今回はいったん再開したら再び休業するようなことにはしたくない。今回でロックダウンは最後にしたい。ウイルスの制御について現在の戦略はうまく機能しており、この点は認める必要がある。この夏は「アウトドア」がテーマになる、のだそうです。
それからですね、今夏開催されるサッカーのヨーロッパ選手権ですが、今回は分散開催ということで、ダブリンでも4試合が行われる予定だったんですね。しかし、UEFAが会場キャパの25%以上の観客を入れることを要求し、アイルランドはこれに応えることができなかったので、開催権を返上しました。ダブリンで行われる予定だった試合は、ロシアのサンクトペテルブルクとロンドンのウェンブリーに会場が変更されました。開催権を返上したのはダブリンとスペインのビルバオ。ビルバオの試合は同国内でもコロナの状況が比較的良いセビリアに移動しました。
これについてもマーティン首相が発言しています。
マーティン首相「率直に言って、入場者数を義務化するというUEFAの決定は常軌を逸している (out of order)。B117変異株や数多くの感染者数などヨーロッパの状況を見てみれば、尚早に各国に一定数の観客数を約束させるというのは間違った決断である。正直に申し上げて、これが現実的な判断だったとはまったく思わない。」
イギリスはやはりワクチンの接種が進んでいるようで、先週からだったかな、パブや飲食店 (屋外のみ) も再開しているようですね。うらやましいかぎりです。