サッカーの話を書くと訪問者数がガクっと減るんですが、今日もサッカー関係の話です。
1990年代にアーセナルおよびイングランド代表で大活躍したイアン・ライトという選手がいます。引退後はサッカーの指導者をしたり、放送業界に進出してバラエティ番組の司会をしたりしていました。現在はBBCのマッチ・オブ・ザ・デイの解説でよく顔を見ます。
サッカー界のレジェンドともいえるイアン・ライトに対し、ケリー県のトラリーに住むティーンエイジャーが SNS で差別用語を含む罵詈雑言を浴びせかけたということで、裁判になっているという記事がアイリッシュ・タイムズに載っていました。
どういう言葉を使ったかというと、C**t、coon、monkey、N****r などだそうです。また、サルの絵文字と共に、「a cotton-picking black coon」などとも書きこんだそうです。
どうしてそんかことをしたかというと、そのティーンエイジャーはプレイステーションで FIFA (サッカー・ゲーム) をプレイしていたんですが、「レジェンド」プレイヤーとしてイアン・ライトをダウンロードし、自分のチームに加えたそうです。
ところが、ライトが思うような働きをしてくれないんですよ。まあティーンエイジャーの操作が下手だったんだと思いますが。それで腹を立てて、夜中に SNS に書き込んだと。ばかですね。
この裁判にはイアン・ライトも来たかったそうですが、コロナの影響で来ることはできませんでした。ただ、ライトは被害者影響ステートメントの中で、「ティーンエイジャーの雑言にショックを受けたが、彼のことを許す」と述べています。
ティーンエイジャーは 18歳なんですが、これまで警察のお世話になったことはなく、今は進学して学業に励んでいるようです。
裁判は続いていて、ティーンエイジャーは1 月にもう一度出頭を命じられています。まあ、ライトも許してくれているので、軽い罪で済むでしょう。
それから、話はかわりますが、FIFAプスカシュ賞っていう年間最優秀ゴールに与えられる賞があるんですが (50年代に活躍したハンガリーのフェレンツ・プスカシュにちなみます)、これにアイルランドのジョーダン・フローレス (ダンドーク FC ) 選手のゴールがノミネートされています。