ゲーリック・フットボールやハーリングの試合で「John 3:7」の黄色いボードを20年以上にわたって掲げ続けた名物ファンのフランク・ホーガンさん(81)が逝去したという3月9日のニュース。
「John 3:7」は「ヨハネによる福音書3章7節」を指すそうです。
「あなたがたは新しく生れなければならないと、わたしが言ったからとて、不思議に思うには及ばない。」
ホーガン氏の友人であるジェリー・ニュージェント氏によれば、これは希望と赦しのメッセージであるとのこと。「人々は、最初は彼に罵声を浴びせたりしていたが、そのうちに彼が力強い信仰心を持つ素晴らしい人間であることがわかったようだ」
全アイルランド選手権の決勝戦はチケットが手に入りにくいことで有名ですが、彼はチケットを持たずに出かけ、入れなかったことはないそうです。
こういう個性的な人がいなくなるのは寂しいこと。ご冥福をお祈りします。
この記事を読んで私が思いだしたのは、ベガルタ仙台のファンで、スケッチブックに手書きした「戦術ボード」なるものを掲げて応援していた「戦術君」のことです。
戦術君が掲げていたボードの中でたぶん一番有名なものがこれ(再現図)。
「方法は違っても最後にそこにたどりつけばいい」という意味だそうです。
戦術君も2002年に若くしてお亡くなりになっています。
ホーガンさんも戦術君も、運営サイドに一度立ち入り禁止にされたんだけど、それが取り消されて再び入場可能になったという点も似ている。
「John 3:7」と「戦術君」は、共にウィキペディアの項目になっています。