たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

今月見た映画 2020 年 2月

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Parasite (2019 年、韓国)
邦題: パラサイト 半地下の家族
原題: 寄生蟲
2/9 at Light House Cinema
監督: Bong Joon-ho
出演: Song Kang-ho, Lee Sun-kyun, Cho Yeo-jeong, Choi Woo-shik, Park So-dam, Lee Jung-eun
アカデミー賞作品賞を獲った作品。こちらの時間の翌朝に授賞式があるという日に見に行きました。社会格差を描いた社会派映画みたいな見方もありますが、破天荒なブラック・コメディーとして見ても楽しめる。


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The Rise of Jordan Peterson (2019 年、カナダ)
2/15 on DVD
監督: Patricia Marcoccia
出演: Jordan Peterson
カナダの臨床心理学者ジョーダン・ピーターソンのドキュメンタリー映画。ピーターソンは2016年頃からポリコレ批判の文脈で一躍脚光を浴び、『12 Rules for Life』という本が世界でベストセラーになったのだが、映画自体は2015年頃から撮り始めていたらしい。当初は彼の大学教授としての生活や先住民のアーチストとの交友を描く構想だったのだが、ピーターソンが著名になったことで当然その計画は変更となる。ピーターソンが何に反対し、誰と闘い、どのようにして多くのファンや賛同者を獲得していったのか、その過程がわかりやすくまとめられていると思う。彼の論敵のインタビューにもかなりの時間が割かれていて、単にピーターソンをヨイショするような映画ではない。


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The Lighthouse (2019 年、アメリカ/カナダ)
邦題: ザ・ライトハウス
2/23 at Light House Cinema
監督: Robert Eggers
出演: Willem Dafoe, Robert Pattinson, Valeriia Karaman
ロバート・パティンソンとウィレム・デフォーが主演。ほぼ全編2人芝居。モノクロで画面もほぼ正方形という昔風の映像。舞台は19世紀後半。孤島の灯台守の仕事に就く若い男(パティンソン)。そしてその監督役の年老いた男(デフォー)。灯台という狭いスペースの中で、2人の男が主導権を奪おうといがみあい、そしてときには酒を酌み交わす。現実ともウツツともわからぬ混乱の中で、2人は正気を失っていく。


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Little Joe (2019 年、オーストリア/ドイツ/イギリス)
2/28 at Light House Cinema
監督: Jessica Hausner
出演: Emily Beecham, Ben Whishaw, Lindsay Duncan
事前に紹介文を読んでいると、いかにも小品の佳作という佇まい。じっさいに面白かったです。音楽を担当しているのが伊藤貞司というアバンギャルドの作曲家(故人)が担当しているというのも、見に行きたいと思った理由の1つ。花の品種改良を行う研究所に勤めるシングルマザーの研究員。遺伝子組み換えにより人を幸せな気持ちにさせるという品種を開発するが、実はその花は意思を持ち、花粉を嗅いだ人は花の種の持続のために貢献することが人生の最大の目的になってしまう、というお話。この人はいつ感染してしまうのか、今この人は感染しているのか、観客をはらはらさせながら、淡々と物語は進みます。和の要素をかすかに漂わせる伊藤貞司の前衛音楽も映像とよくマッチしています。

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