たらのコーヒー屋さん - 2 店舗目

たらのコーヒー屋さんです。

うどん

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昨日は郷土料理の醤油豆について書いたので、今日はうどんについて書きたいです。いずれは触れなければいけない話題なので。

讃岐うどんに関してはさまざまな都市伝説が流布しています。まず、よく言われるのが、讃岐人はうどんをかまずに飲み込むというもの。それはないです。なんでわざわざそんな食べにくい食べ方をしなければならないのか。あとは、讃岐人はみんなうどんを打てると思っている人がいます。これは、日本人ならみんな寿司握れると思ってる外国人と同じであります。もちろん鍋とコンロさえあればうどんは茹でられます。簀があれば誰でも寿司を巻けるように。また、香川では蛇口をひねるとだしつゆが出てくると思っている人もいますが、これもないです。お隣の愛媛県では蛇口をひねるとPOMジュースが出てくるそうですが。

返答に困っちゃう質問というのもあって、まず、おいしいうどん屋をおしえてください、というもの。せっかく香川に来たんだからおいしいうどんを食べたいという気持ちはわかるのですが、残念ながら香川のうどんはどこで食べてもおいしいのです。駅の立ち食いうどんでもおいしいです。私は昔、イギリス経由でフランスに車で旅したことがあります。フランスに入って高速道路のサービスエリアの食堂でラザニアを食べたのですが、これがとてもおいしかったのです。失礼ながら、アイルランドのラザニアって、チーズやらミンチ肉やらパスタやらが崩れて溶岩の小山のような形で提供されるんですが、そのSAで食べたラザニアはそれぞれの層がくっきりと原型を保ったまま焼きあげられていて、味もとてもおいしかったんです。食文化の深さって、高級な方向だけじゃなくて、SAや駅の立ち食い店などの庶民的な方向にも表れるものだと思います。アイルランド人に、おいしいアイリッシュ・ブレックファスト食べられるところを教えてください、って聞いても、たぶん困ると思うんですよね。アイリッシュ・ブレックファストなんてその辺で食べればいいじゃん、どうせアイリッシュ・ブレックファストなんだし、どこで食べてもおいしいし、っていうのが本音かと。

あとは、香川県人のおすすめのうどんは? みたいな聞かれ方をするときもありますけど、「讃岐を代表するうどん」とか「うどんはこう食べるべき」みたいなコンセンサスは香川県人にはないと思うんですよね。好きなのたべればいいじゃん、どうせうどんなんだし、みたいな。これは、イタリア人におすすめのパスタを尋ねるのに似ていると思います。中には郷土愛にあふれるイタリア人が郷土のパスタを推してくることもありますが、だいたいは「好きなの食べればいいじゃん」的な回答が返ってくるのではないかと思います。ただし彼らは口をそろえて「パスタは茹ですぎるな」とは言いますが。

また、香川でうどん食べてると東京のうどんなんか食べられないでしょう、と言ってくれる人もいますが、そうでもないんじゃないかなと思います。違う種類のうどんだなーっていうくらいで。何度もいいますが、どうせうどんなのですし。

こちらのアジア食料品店では、写真のような韓国製のうどん麺を売っています。スープも付いてるんだけど、私は焼うどんにして食べます。だいたい焼きそば用のおたふくソースをかけてます。