友人のブログを読んでたら、「共感覚」という言葉が出てきたのだが、初めて聞く言葉だったのでちょっと調べてみました。Wikipedia によると、共感覚というのは、ある刺激に対して通常の感覚とともに別の感覚を覚えるという、一部の人に見られる知覚現象なんだそうです。たとえば、文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりとか。
こう書くとなんだかロマンチックな感じもするし、超能力者みたいでカッコいい気もしますが、共感覚の人は複数の共感覚を持っていることが多いので、多種多様な感覚が生じて日常生活は結構大変みたいです。
年を取るにつれて共感覚は薄れたりもするそうで、そう言えばサッカーの中田選手も１０代の頃は空間把握能力が凄くて、後ろにも目が付いているように感じてたけど、年をとるにつれてそういう感覚はなくなってきたと言っていました。
面白いのは女性の排卵や月経に色を見たり音を聞いたりするという方がいることです。たとえばこのWeb ページ（http://www.ij-art-music.com/）の管理人の純一さんという方。純一さんは、こうした能力は動物には自然に備わっているものであり、人間になる過程で失われてしまった能力だと考えています。純一さんはさらに、「自分の目線や声、身振り手振りなどが、女性の卵巣・卵管・子宮に影響を与えているのが見える」とも言っています。実際にチーターのオスは鳴き声でメスの排卵を誘発できるそうです。
私が要約するとなんだか下世話になってしまいますが、純一さんは倫理的なものも含めて男女の関係について非常にまじめに考えておられます。興味のある方は上記のWebサイトを読んでみてください。かなり面白いです。
まあ女性にすれば「私の排卵のことなんかほっといてくれ」と言うと思いますが、体調を慮りながら女性をいたわってジェントルマンとしての務めを果たしつつ、ここぞというときにはオスに戻るという、メリハリのある態度が現代を生きる男に求められているのかもしれません。うーん、ちょっと北方謙三っぽいですか。私にはちょっとむり。
